霜夜

芥川 竜之介

しもよ

分類番号:NDC 914(評論・随筆)

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オリジナル版

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霜夜 新装版刊行 芥川竜之介の筆致が冴え渡る近代文学の金字塔

霜夜は人間の欲望と孤独を凍てつく夜の街に映し出す短編。旧来の倫理観を揺さす鋭い筆致で、闇の中の揺らぐ心を静かに照らす名作。読者は夜の街角で自らの影と向き合い、結末の静かな余韻に現代の読者にも深く響く。

レビュー

凍える夜に紡がれる人間模様が、短編ながら深く胸を打つ。霜夜は風雪の比喩と倫理の機微を丁寧にすくい上げ、登場人物の選択と後悔が静かに波紋を広げる。芥川の緻密な描写に引き込まれ、現代の孤独にも通じる普遍性を感じた。物語の空気感には詰まった重さがあり、読み進むほど自分の価値観も揺さぶられる。 (25歳 みつき)

冷たい霜夜の雰囲気を守りつつ、皮肉と微かなユーモアが場面にちらりと顔を出す。登場人物の緊張と不器用さが、読者の小さな笑いを引き出す瞬間を作り、硬さの中に息抜きを見つける快感を与えてくれる。 (42歳 コーヒー)

初めて日本文学に触れる人にも安心して読める入口になる一冊。短編ゆえの手軽さと、テーマの重さがうまく両立している。静かな風景描写と心の揺れを味わい、読後に日本文学への扉が自然と開くのを感じた。 (60歳 風鈴)

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