安吾巷談

坂口 安吾

あんごこうだん / 06 とうきょうジャングルたんけん

分類番号:NDC 914(評論・随筆)

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オリジナル版

原本そのままの文章です。
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坂口安吾の筆致が街の喧騒と静寂を同時に切り取る、昭和文学の極致が今ここに甦る。

戦後の混迷と倫理を鋭く見つめる安吾巷談。街角の人間模様と時代の影を、鋭い筆致と孤独の反乱心で浮かび上がらせる短編エッセイ集。現代へと続く問いを投げかける力作。読後にも長く心に刺さる問いを残す力作。

レビュー

安吾巷談は街角の匂いと人間の陰影を詰め込んだ短篇集。切れ味の鋭い断章が、現代にも通じる孤独と欲望を掘り起こす。読み進めるほど登場人物に感情移入してしまう魅力的な作品群。一篇ずつ異なる視点が描かれ、倫理と欲望の揺れ動く境界を浮かび上がらせる。挑発的な語り口は読後も余韻を残し、昭和初期の空気を胸に呼び戻してくる。初読にも挑戦意欲をくれる。 (28歳 風来坊)

安吾巷談を読むと、街角のクセ者たちが喋るたびに現代にも通じる皮肉がこぼれる。鋭い観察と洒落のセンスが冴え、時折くすっと笑えるユーモアが差し込まれる。読み終えると、頭の中で昭和の路地音が鳴り響く楽しい体験。時には登場人物が自分の倫理観と格好を指摘する場面があり、まるで鏡の前で自撮りしているみたい。安吾の筆は鋭いが、ユーモアを忘れないから読みやすい。 (34歳 皮肉猫)

読書初心者にも手に取りやすい一冊。安吾巷談は短篇ごとに登場人物が素直に語り、難解な語彙より人間模様の温かさと皮肉が楽しめる。昭和の街角をのぞく窓口として、読み進めると少しずつ世界が開ける感覚がある。難しそうなら、短篇ごとに休符を入れ、語句は後で辞書で確認して大丈夫。安吾の視点は厳しくても、優しい人間味も忘れない。 (22歳 はじめちゃん)

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