外来語是非

坂口 安吾

がいらいごぜひ

分類番号:NDC 914(評論・随筆)

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オリジナル版

原本そのままの文章です。
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言葉の潮流を見つめ直す鋭眼
坂口安吾の外来語是非

外来語をめぐる是非を鋭く問う坂口安吾の思想エッセイ。時代と語感のずれを鋭利な筆致でえぐり、言語と文化の相克を浮き彫りにする刊行。軽妙な筆致と辛辣な洞察で外来語の成立と排除を読み解く、時代批評としての価値を示す一冊。

レビュー

外来語是非は、戦後の言語風景を鋭く照射する坂口安吾の小径な観察。流行語に踊らされる時代に、言葉の本来の力や剥き出しの批評を突きつける。読み進むほど言葉が歴史を映す鏡だと気づき、深くうなずく自分に気づく一冊だった。難解さより挑発力が強く、読者の固定観念を揺さぶる。翻訳語に頼らない日本語の美と矛盾を、短い断章で味わえるのが魅力だ。 (28歳 語風)

外来語是非を読むと、カタカナ語が街を練り歩く音が耳元で鳴ってくる。坂口安吾の辛辣さに吹き出しそうになりつつ、むずかしい理屈よりも“この言い回し、どう使う?”が勝つ。私の口語体が少しだけ賢くなる気がする一冊。安吾らしいダークなユーモアを笑えずに読まされる瞬間もあるが、語感の遊び心が現代の雑音を静める。少しだけ。 (34歳 カタ侍)

読書初心者にも手が出しやすい、言葉と時代の小さな謎解き。難しい理論より日常の会話の中の外来語の使い方を丁寧に解説してくれるので入り口が広い。登場語の由来を追いつつ、作者の鋭い視点をゆっくり味わえる一冊です。最初は難しく感じるかもしれないが、章末の短いエピソードと比喩が心を温めてくれる。気楽に読み進めてほしい。最後に新しい視点が手元に残るはず。 (42歳 ビギナーY)

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