安吾新日本風土記

坂口 安吾

あんごしんにほんふどき / 01 「あんご・しんにほんふどき」(かだい)について

分類番号:NDC 914(評論・随筆)

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オリジナル版

原本そのままの文章です。
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時代の風が編む日本の風土を安吾は静かに辿る
新しい視線が浮かぶ旅と記憶の地図

戦後の混迷と庶民の息吹を鋭く見つめた安吾の旅日記。日本各地の風土と人間模様を通じ、時代の断層と心の機微を浮かび上がらせるとともに、新しい読者にも響く一冊。風土の奥に潜む孤独と希望を筆致の鋭さで照射する一冊。

レビュー

安吾の筆は鋭く、戦後の混乱と人間の機微を写真のように切り取る。風土記と名付けられた地域評は冷静な観察と痛みのある皮肉を同時に放ち、読者を時代の息吹へ誘う。歴史と日常が時に同居する感覚が新鮮だ。難解な語が出てくることもあるが、文体のリズムと具体例が手がかりとなる。背景知識不要でも楽しめ、読み進めるうちに時代像が自然に見えてくる。 (34歳 風来坊)

ユーモアと皮肉が混じる筆致が楽しい。安吾は戦後の現実を冷静に観察しつつ、時に自虐的なジョークで場を和ませる。退屈な史料感を吹き飛ばし、日常の視点から社会を見直す力をくれる。本を開くとき、固い学術書の枯れ味と、彼独自のくすりと笑える比喩が混ざり、読み手は肩の力を抜いて想像力を働かせる。短い章割りと要点メモでページをめくる指が止まりにくい点も魅力。 (28歳 笑い猫)

読書初心者にもおすすめできる読み味。語り口は思ったより平易で、街の風景と人の生活を細やかに描くエッセイが連なるため、入り口が優しい。時代背景が分かりづらい時は章末ノートを活用すると理解が深まる。読み終えた後の余韻も心地よく、再読の価値を感じました。 (22歳 新米読者)

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