失うた帳面を記憶力で書き復した人
うしのうたちょうめんをきおくりょくでかきもどしたひと
分類番号:NDC 914(評論・随筆)
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記憶力が紡ぐ不思議な地図。失われた帳面を巡る謎を手繰るたび、世界の読み方が変わる一冊。
失うた帳面を記憶力だけで書き復した人の足跡を追う。観察と記憶の技を結ぶ知の旅路を、南方熊楠の思想と実践で綴る一冊。読者を記録の深部へ誘う。記憶と歴史の距離を埋める視点。過去と現在を結ぶ作品。
レビュー
失われた帳面を記憶力で再構成する試みが、読み手の想像力を強く喚起する。南方熊楠の観察眼と記憶術は、散在する資料の欠片を結びつけて新しい物語を紡ぎ出す。歴史と自然へ向ける熱量が胸を打ち、日常のノート取りに新たな意味を与えてくれる一冊だ。現場の匂い、潮風、紙の擦れる音まで再現されるようで、著者の記憶力の凄さを身近に体感できる。 (38歳 風来坊)
この本は、失われた帳面を記憶力で補完する“記憶マジック”の実例集だ。南方熊楠の観察力は、資料の欠片を粘り強く結びつけ、私の脳内ノートにも新たなページを開く。読み進むたびに頭の引き出しがガチャガチャ鳴り、笑う間も惜しくなる。もしノートがなくても大丈夫、記憶が代わりに書いてくれる気がしてくる。 (27歳 笑い袋)
読書初心者にも優しい入門的な一冊です。難解な専門用語を避け、失われた帳面を記憶で取り戻す過程を、南方熊楠が丁寧に解説します。観察のコツ、記憶の整理、メモの力—一つずつ実践的なヒントが詰まり、誰でも自分のノート術を始められる導線があります。初めての読書でもつまづかず読み切れる、静かな熱量が心を動かします。 (22歳 はじめの一歩)