大つごもり

樋口 一葉

おおつごもり

分類番号:NDC 913(小説・物語)

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オリジナル版

原本そのままの文章です。
※青空文庫へリンク

大つごもり、寒い街の灯に染まる、切なく温かな祈りの瞬間。

明治の町に生きる人々の喜びと哀しみを、鋭く優しく描く大つごもり。樋口一葉が紡ぐ小さな物語群は、日常の奥深さと孤独の光を静かに照らす。現代読者にも響く心の軋みと温かさを残す名作、入門にも適した一冊。

レビュー

大つごもりは年末の寒さと人間の孤独を、華美ではなく静かに照らす短編です。貧しい人々のつぶやきと樋口一葉の観察眼が、日々の何気ない温もりを丁寧に浮かび上がらせます。読み進むほど心の距離が縮まり、誰もが抱える不安や希望をそっと感じさせてくれます。現代の私たちにも素直な真実が響く一冊でした。 (34歳 ひだまり)

正月を前にしての貧しさと人情を、樋口一葉はユーモラスにすくいあげる。登場人物のやりとりは機知に富み、皮肉と温かさが混ざり合う。読んでいると、苦しい状況でも人は笑いと絆で前を向くんだと納得させられる。大つごもりの滑稽さと哀しさの両面が、思いのほかくっきりと胸に残る一冊。 (29歳 風来坊)

読むのが初めてでも入りやすい、短くも味わい深い物語です。古い時代の町の匂いと、人と人の距離感が丁寧に描かれ、難解な言葉は少なく流れます。感情の動きが素直に伝わり、年の瀬の空気を肌で感じられるはず。樋口一葉の筆に慣れたい人におすすめの一冊です。 (21歳 初心者)

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