芥川の印象

菊池 寛

あくたがわのいんしょう

分類番号:NDC 914(評論・随筆)

ブラウザで読む

(別ウィンドウが開きます)
オリジナル版

原本そのままの文章です。
※青空文庫へリンク

芥川の印象をめぐる静かな光が
日本文学の輪郭を照らす

芥川の印象は菊池寛が紡ぐ人物像の旅。時代の潮流と作家の胸の内を丁寧に辿り、短編の奥深さと生誕地への視線を新鮮に照らし出す。往復する記憶と対話が、日本文学の光と影を浮かび上がらせる一冊。読み手を時代へと誘う。

レビュー

芥川の印象は、短い語りの中に時代の匂いと作家同士の距離感を鮮やかに映す。菊池寛の筆致は軽やかで、難解さより好奇心を掻き立てる。各断章には鋭い観察とユーモラスな視点が散らばり、初読でも新鮮な驚きが広がる。読み進めるうち、芥川の矜持と孤独を菊池が寛容に扱い、二人の対話が現代の私たちにもつながると感じる。それが文学としての余韻を深くしている。 (28歳 月影)

読書の経験が少なくても楽しく読めるのが、この一冊の長所だ。芥川の印象は肩の力を抜いて読み進められる入門対話集のよう。菊池寛が『この人、こう思ってたのか』とツッコミ役を務め、時に自虐ネタも飛ぶ。難解語より人間味と共感が先に立つので、ページをめくる手が止まらなくなる。会話の間のジョークが温度を上げ、読み終えた後もしみじみと余韻が残る。 (34歳 風来坊)

読書初心者向けの入口として最適。短いエッセイ風の断片が連なる構成は負担にならず、芥川と菊池の対話を追うだけで十分に読書の入口が開く。難しい専門用語を避け、日常の感性に寄り添う文章が多く、初めて日本文学を味わう人にも安心感をくれる。読み終えた時には、文学の入門書以上の充実感が得られるはずだ。読みやすさと知的刺激のバランスが取れ、迷うことなく一冊完結できます。 (15歳 あさひ)

菊池 寛の人気作品